浦島太郎の亀の正体

今日は敬老の日でしたので、長寿の象徴の浦島太郎と亀を思い出しました。auのCMキャラクターの桃太郎、浦島太郎、金太郎が人気になっていますね。もちろんあれは創作ですが、キャラクターの設定、面白いですよね。特に浦ちゃんが歌う「海の声」は惚れました〜。

ところで『古事記』の中に〈海幸彦・山幸彦〉神話がありますが、『浦島太郎』伝説のモデルになっているお話です。浦島太郎はいじめられている亀を救ってお礼に竜宮城に連れて行ってもらいますが、その亀、『古事記』では「无間勝間」(まなしかつま)という、 竹ひごで目が無いほどに固く編んだ船ということ。竹で 編んだ籠の網目を「籠目」と呼びますが、代表的な編み方に六つ目編みというのがあり、六角形の網目が亀の甲羅模様のように見えます。この甲羅模様にあやかって『浦島太郎』では亀ということになったのでしょうね。
「亀」の話は神話に沿って詳しく見ていけばいろんなお話も出てきますが、それはまた別の時に書こうかと。

下 西日本シティ銀行 「九州流05」の中で描かせてもらった「山幸彦」と「塩椎神」(しおつちのかみ)


DARUMARINGO達磨林檎

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